NSD_jinjyanotorii_TP_V4

「人間は神の持つ弱さが生んだ」の記事に、先日「アシカビヒコ」さんという方から「素晴らしい!!」というコメントをいただきました。アシカビヒコさん、ありがとうございます(^^)。

この「アシカビヒコ」さんというお名前は、日本神話の「宇摩志阿斯訶備比古遅神(ウマシアシカビヒコヂノカミ)から取っておられると思うのですが、みなさん、ウマシアシカビヒコヂって知ってましたか?

天照大神とかスサノオ、月読、イザナギ・イザナミとかは知っていても、なかなかウマシアシカビヒコヂまでは知らない方がほとんどだと思います。

「人間は神の持つ弱さが生んだ」の記事で26000年のシステムの話をしましたが、この26000年のシステムがヌーソロジーではΩ(オメガ)の構造であり、日本神話と関連してきます。

そして、このウマシアシカビヒコヂとトヨクモノが重要な意味を持ってくるのです。

ケイブコンパスの図が出てきてややこしい話なのですが、今日はこれをまた、ヌーソロジー初心者の方にもなるべく分かりやすい形で説明してみようと思います。


目次:ヌーソロジーにおける神話とは
   
日本神話の創世記
   ヌーソロジー的日本神話解釈
   第1覚醒期(左上の円)
   第1調整期(右上の円)
   第2覚醒期(左下の円)
   Ψ・Ω・Φの進化のシステムは相似形
   第2調整期(右下の円)
   
宇摩志阿斯訶備比古遅神と豊雲野神とは?   
   トヨクモノとウマシアシカビは逆?

   まとめ
   

ヌーソロジーにおける神話とは


神話と聞いて、ただの作り話やファンタジーと思う方もいらっしゃると思いますし、逆に、それぞれの神様は本当に実在した人物で、そのような出来事が現実にあったと考える方もいるでしょう。

ヌーソロジーでは、そのどちらの立場も取りません。神話には、人間を生み出した無意識構造のシステムが表されていると考えます。そのシステムを構成する様々なエネルギーが、それぞれの神様として表現されていると考えるのです。

その人間や宇宙を生み出す無意識構造が、ヌーソロジーではΩ(オメガ)という次元で語られます。

fig_part2_4

ヌーソロジーでは、「ヒト」と呼ばれる次元です。

ちなみに、人間のレベルは潜在化のΨ、変換人のレベルが顕在化のΨ(「顕在化と潜在化」参照、Ωを超えた「真実の人間」の世界をΦの次元としています。

今回は、この中のΩのシステムの動き方を、日本神話を通してお話してみようと思います。


日本神話の創世記


古事記、日本書紀などの資料では、日本神話の創世記は一般的には次のような順で語られます。

まず、宇宙の最初に、造化三神、つまり天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)、神皇産霊神(カミムスビノカミ)、高皇産霊神(タカミムスビノカミ)が現れます。

その次に、宇摩志阿斯訶備比古遅神(ウマシアシカビヒコヂ)と天常立神(アマノトコタチ)が現れ、これが造化三神と合わせて、別天津神(ことあまつかみ)と言われています。

そして、次に国常立神(クニノトコタチ)と豊雲野神(トヨクモノ)が現れ、次に男女組になった5組の神様(最後がイザナギ・イザナミ)が現れます。これが神世7代と言われている神様たちです。


ヌーソロジー的日本神話解釈


ヌーソロジーのΩの構造は、主に、この天之御中主からトヨクモノまでの、男女ペアでない「独神(ひとりがみ)」によって動かされていると考えます。

ヌーソロジーでは、天之御中主は「中和の位置=重心」、神皇産霊は「覚醒期」、高皇産霊は「調整期」のことを表しているとしています。

「中和の位置=重心」とは、調整期から覚醒期に変換したり、覚醒期から調整期に変換するときの中点という意味です。天秤の支点のようなものです。

以下は、数年前に半田さんがレクチャーで使用した図です。

ヌーソロジーでは、Ωは次のような4段階で進化すると考えます。

「人間は神の持つ弱さが生んだ」でお話した、「調整期」6500年、「覚醒期」6500年を2回繰り返す26000年のシステムです。

スクリーンショット 2018-01-17 13_10_10
左側の点線で囲まれた上下2つの円が覚醒期、右側の上下2つの円が調整期です。

左上(第1覚醒期6500年)→右上(第1調整期6500年)→左下(第2覚醒期6500年)→右下(第2調整期6500年)の順番で進みます。

「人間は神の持つ弱さが生んだ」の記事の表でいうと、こうなります。

 

第1覚醒期(26000~19500年前)左上の円

第1調整期(19500~13000年前)右上の円

第2覚醒期(13000~6500年前)左下の円

第2調整期 (B.C.45002012年)
右下の円

レムリア人

Ω7=変換人

Ω9

Ω11前半

Ω11後半

ムー人

 

人間

Ω7=変換人

Ω9

アトランティス人

 

人間

人間

人間

現人類

 

 

 

人間



第1覚醒期(左上の円)


まず、左上の最初の覚醒期(第1覚醒期)についてお話しましょう。

半田さんの図では、右側の青い矢印にΨ13、左側の赤い矢印にΨ14と書いてあります。

この青い矢印は、人間が変換人になったときに現れるΨ13を表しているのですが、これはΩの次元から見ると、Ω7に相当します。先程のΨ、Ω、Φの表でも、そうなっていると思います。

つまり、変換人とはΨ13の力であり、Ω7の力でもあるということです。

なぜΩではなく、Ψで書いてあるかというと、同じことではあるのですが、Ψで書いたほうが人間から変換人の意識進化の流れを表せると思ったからのようです。

そして、現在の私達人類から見ると、レムリア人たちが変換人だったときの力と方向性が第1覚醒期のΩ7だと言えます。

そして、Ω7の対化として対で生じてくる力がΩ8ですが、これはレムリア人たちと同時代に人間だった人たちの中で、変換人になれずに人間のまま生かされていた人々の意識の力です。これは、Ψでいえば、Ψ14の力と方向性です。

そして、このΨ13=Ω7が、日本神話ではアメノトコタチであると半田さんは言っています。


第1調整期(右上の円)


次の調整期には、Ψ13=Ω7の変換人がΩ9になり、次の人間を生み出します。

つまり、レムリア人がΩ9として、次のアトランティス人とムー人を生み出します。

左側の青い矢印のΩ9の内側に書かれている赤い矢印が、生み出された人間(アトランティス人、ムー人)の意識の流れです。

そして、その反映として、人間の意識進化を促す無意識の力がΩ10です。

半田さんによると、Ω9がウマシアシカビヒコヂとされています。

(見にくいので再度同じ図を出しておきます)

スクリーンショット 2018-01-17 13_10_10


第2覚醒期(左下の円)


そして、ムー人が人間から変換人(Ω7)になると、レムリア人はΩ11前半となり、第2覚醒期がはじまります。

半田さんの図では、左側の青い矢印がΨ*13、右側の赤い矢印がΨ*14となっていますが、Ωから見ると、Ψ*13=Ω11前半、Ψ*14=Ω12前半ということになります(なぜそうなるかは後で説明します)。

このΨ*13=Ω11前半が、クニノトコタチです。


Ψ・Ω・Φの進化のシステムは相似形


この「*」(スター)というのは、「他者側から見た」という意味ですが、ここでもう一度この「*」の意味を説明しておきたいと思います。

ヌーソロジーのΨ・Ω・Φの構造はすべて同じようなシステムで進化するようになっています。相似形なんですね。

まず、1〜7までは8に凝縮化され、その上に9・10が重なっていく。

そして、今度は、自己の9・10の上に、他者の7・8と9・10が重なっていくことで、自己の11・12の前半後半が構成されるという形になっています。

他者側の視点を取り込んで、成長していくということです。

ただ、潜在化の人間レベルのΨは、偶数が先手を取り、2→1、4→3、6→5、8→7、10→9、12→11、14→13と進んでいくのに対して、変換人やΩのレベルでは、普通に1→2、3→4、5→6というように進んでいきます。

そして、ここからがややこしいのですが、変換人とΩの場合は、1と2、3と4、5と6、7と8、9と10、11と12はすべて対化としてペアで同時に生じるものなのですが、人間のΨは覚醒がおきていないので、偶数が先手で(物質主義)、偶数が単独で動くようになっているのです。

なので、Ψ8(胎児期)→Ψ10(乳幼児期)→Ψ9(児童期)→Ψ12前半(思春期)→Ψ12後半(青年期)→Ψ11前半(壮年期)→Ψ11後半(老年期)となります。

それに対して、Ωのレベルでは、Ω7&Ω8→Ω9&Ω10→Ω11前半&Ω12前半→Ω11後半&Ω12後半と動くようになっています。

そしてそれに伴い、11以降の、他者の視点を取り入れながら進化していく順番も人間レベルと、Ωレベルでは異なってきます。

人間のレベルでは、まず、Ψ12前半(思春期)が他者のΨ8を取り込み、次に、Ψ12後半(青年期)が他者のΨ10を取り込みます。そして、その後、Ψ11前半(壮年期)が他者のΨ7を取り込み、最後に、Ψ11後半(老年期)は他者のΨ9を取り込むということになります。

Ωのレベルでは、まず、Ω11前半が他者のΩ7を取り込み、その時同時に、Ω12前半は他者のΩ8を取り込みます。そして、次に、Ω11後半が他者のΩ9を取り込み、同時に、Ω12後半は他者のΩ10を取り込みます。

さあここまで来てやっと、先程の「Ψ*13=Ω11前半、Ψ*14=Ω12前半」も理解することができます。

Ψ*13とは、半田さんのΨ・Ω・Φの表ではΩ*7ということになりますよね。

Ω*7とは他者のΩ7ということですから、先程言いましたように、Ω11前半が取り込もうとしている力です。ですから、「Ψ*13=Ω*7=Ω11前半」ということになります。

同様に、Ψ*14とはΩではΩ*8ということですから、他者のΩ8になり、これはΩ12前半が取り込もうとしている力となっています。つまり、「Ψ*14=Ω*8=Ω12前半」ということになります。


第2調整期(右下の円)


さて、ムー人が変換人からΩ9に到達すると、私達現人類が生み出され、最後の第2調整期となります。

それと同時に、Ω11前半だったレムリア人は、Ω11後半に到達します。

右下の円の右側の青い矢印が、半田さんによるとΩ11後半=トヨクモノです。

Ω11後半は、Ω10として、私達人間の進化を潜在的に促している無意識の力としても働いています。

いつもお話しているフロイトのエス=スフィンクスです。


宇摩志阿斯訶備比古遅神と豊雲野神とは?


でも、ウマシアシカビヒコヂとトヨクモノって、日本神話ではどんな神様なんだろう。みなさん、そう思いますよね。

宇摩志阿斯訶備比古遅神の、「ウマシ」は「素晴らしい」「良い」という美称。「アシ」は植物の葦。「カビ」は黴から来ており、発酵・芽ぶくという意味ということでした。

「ヒコ」は「彦」、「ジ」も男性または泥を表しているので、素晴らしい葦の芽ぶく泥の男神、生命力や育成の神ということになります。

ただ、「ヒコジ」は泥という意味の「コヒジ」が転訛したものであって、男神ではなく中性の神という説もあります。独神は性別はないともされています。

では、豊雲野神(トヨクモノ)は?

トヨクモノは、名前の通り雲の神様で、豊かな雲の野の意味。雲から雨が降って野が潤うという意味でしょうか。


トヨクモノとウマシアシカビは逆? 


ここで、私はちょっと疑問を持ちました。

この2人の神様の特徴を見ると、Ω9とΩ11後半が逆なんじゃないかと。

トヨクモノとウマシアシカビヒコヂを比較してみると、まず目につくのは、トヨクモノは天の神、ウマシアシカビヒコヂは地の神ということです。

さらに見ていくと、トヨクモノは天から落ちる雨、つまり上から下に向かう力ウマシアシカビヒコヂは地から天に伸びる葦の芽、つまり下から上に向かう力です。

ヌーソロジーでは、Ω9はまさに神から人間への下降の方向性、Ω11後半(Ω10)は人間から神への上昇の方向性と言えるので、Ω9がトヨクモノ、Ω11後半がウマシアシカビヒコヂと考えた方が妥当ではないかと思えます。

半田さんは、Ω9をウマシアシカビヒコヂ・Ω11後半をトヨクモノとした理由について、まず第1に、オコツト情報の「ウマシアシカビは付帯質をかたち作るもの」、「トヨクモノは交替化の働き」という記述をあげています。

付帯質とは人間や自我を指すヌーソロジー用語なので、確かにウマシアシカビはΩ9とした方がいい気がします。

第2に、ウマシアシカビヒコヂは彦が付いているので男性的で、トヨクモノが響き的に女性的だと思ったから暫定的にそうしたと言っていました。

Ω9は男性的、Ω11後半は女性的だと言えるからです。

でも、ウマシアシカビは性別はない中性の神様と書いてあるものもありますし、日本書紀の本文では、トヨクモノは男性神と書いてあります。

これを半田さんに聞いてみたところ、オコツト情報も100%絶対ではないので、ウマシアシカビがΩ11後半、トヨクモノがΩ9という可能性もあると言っていました。

それから、この前たまたま見ていたyoutubeで、竹内文書の継承者の武内宿禰さんが、「シュメール文明を創ったのはトヨクモノで、トヨクモノは重力の神」とおっしゃっていました。

竹内文書は世間一般的には偽書と言われていますし、私も本物かどうかは全然わかりませんが、彼が言っていることははまさにヌーソロジーのΩ9の内容とぴったり合うんですよね。

シュメールは存在が確認された中ではもっとも古い文明で、ヌーソロジーが今回の宇宙が作られたと言っている紀元前4500年ころにはじまっています。そして、ヌーソロジーでは、Ω9が作り出す人間の意識の内面の方向性が重力であると言っています。

神話の話ですし、考えても分かる問題じゃないんですが、私はトヨクモノがΩ9、ウマシアシカビヒコヂがΩ11後半と考えた方がすっきりするような気がします。

本当は、構造がきちんと理解できてれば、名前はどうでもいいのですが。。

みなさんはどうお考えでしょうか。。

人間にとって、Ω9とΩ10(Ω11後半)は、簡単に言うと、物質主義の力と霊性の力です。

これは、人間のままでいるのか、変換人に向かうのかという方向性とも言えます。

つまり、私達人間にとっては、トヨクモノとウマシアシカビヒコヂのどちらの神様を選ぶのかが非常に重要なこととなってくるのです。


まとめ


今回は、ヌーソロジーの構造面のお話がメインでちょっと難しかったかもしれませんが、ポイントを理解すればシンプルな構造ということが分かると思います。

この構造が分かると、それこそ心理学から精神分析、量子論、数学、生物学、化学、哲学、歴史、カバラまで説明できるので、少し大変ですがΨ・Ωの構造を理解していただけるとうれしいです(^^)。