今日は星乃のエニアグラム診断第3弾です。
前回前々回とタイプ7w8の方が続きましたが、今日はタイプ9w1女性の晴子さんです。
晴子さんは生け花の先生をしていらっしゃる方です。
文章を読んで頂ければみなさんにも分かって頂けるのではないかと思いますが、晴子さんは9w1の中でもおしとやかで丁寧で上品な印象の方です。
同じ9w1にもいろんなタイプの方がいます。
その中でも晴子さんは、芸能人で言えば、吉永小百合さんや、このブログでも取り上げたBABYMETALのYUIMETAL(水野由結さん)のような雰囲気の方です。
タイプ9はどうしても現状維持の方向に流されやすいのですが、晴子さんは人間的成長の方向を感じ取るセンスに優れていて、常にその方向に自分を持って行こうとする力がある方でした。
生け花をしたり、エッセイを書いたりと、常日頃、自分と向き合うことをしていらっしゃるので、始めはタイプ4と迷われていましたが、お話をお聞きしていくうちに、それはタイプ4から来ているのではなく、タイプ9の力に抗い、人間として成長する方向の力だということが分かっていきます。
タイプ4・タイプ5との判別
タイプ4w5との判別
ご本人の感想
まとめ
導入
晴子さんの最初のメッセージです。
初めまして。生け花アートを伝えたり、エッセイを書いたりして暮らしております、晴子と申します。
エニアグラムについて、前から興味を持っていたのですが少しだけ本を読んだのとネットで色々な記事を見た程度の知識です。ネット上の判定もふまえて、自分ではタイプ9ではないかと思っていますが定かではありません。
ブログを読ませていただいて、毎回、その洞察力の深さに「世の中には賢い方がいるものだな」と…その内容をシェアしてくださることに心密かに感謝の思いでした。
今回の機会をくださり、こうして直接メッセージを送らせていただけますこと、とても嬉しく感じています。ありがとうございます。
<こわいこと、嫌なこと> 「和が乱されること」 「怒っている人・イライラしている人がいる空間に一緒にいること」 「自分の感情がコントロールできない状態になること」 「完璧に出来ないかもしれないことに、責任を負わされること」
<楽しいこと> 「部屋で一人気兼ねなく本を読んだり、文章を書いたりすること」 「他の人たちと同じ空間でハーモニーをつくること(歌やエネルギーワークなどで)」 「植物や動物とあそぶこと」 「空想にふけること」 「ゆっくり眠ったりゴロゴロしたりすること」 「世界の新しい側面に気づくこと、そのための勉強をすること」 「人間的成長のため努力すること」
<短所> 「嫌・やめてほしい、など、「NO」が言い難い」 「出来事を消化し、考えを言語化するのに時間がかかる(自分なりの結論が出た時には伝える機会を逃している)」 「怒ることが難しい。ここぞという時、ものすごく頑張って怒ろうとしなければ怒ることができない」 「難しいこと、面倒なことは人まかせにしようとする傾向がある」
<長所> 「自分や他の人のことを興味を持って観察できる」 「長期にわたって悩むことは少ない」 「初対面の相手でも、警戒心を持たれることはまずない」 「「嫌いな人」はあまりいない」
<自分の雰囲気・他者からどう見られているか> 改めて自分で言うのはちょっと恥ずかしいのですが、正直に書かせていただくと 「妖精」というのが実は何人もに言われた一番多い表現です。
あとは、「宇宙人と交信できそう」とか「鳥と話ができそう」とか「癒しの力がありそう」とか言われることもあったのですが、だいたい同類ではないかと思われます。
それと同時に 「しっかりしている」と褒めていただくこともあり、 ほわほわしている、と思われていたり、しっかりしている、と思われていたり、色々な面があるようです。 背は低く、顔も体つきも全体的に丸いです。
<自分のタイプの予想> 「9」ではないかと思っていますが ネット上の診断では「9」と「4」がだいたい同じくらいの可能性で高く出ていました。 「4」の特徴を読んでも自分と似ているなと感じることも多いのですが、、、 以上、本当に思いつくままに、書かせていただきました。
みなさん、どう思われましたか?
私は、ご本人がおっしゃるようにタイプ9、特に9w1のおとなしくて上品なタイプじゃないかなとパッと見て感じました。
以下は私の返信です。
星乃「 お返事ありがとうございます。このお返事を読ませて頂いての、最初の直感はやっぱりタイプ9でした。タイプ9なら、9w1です。
そして、晴子さんも仰っているように、他の候補としてはタイプ4w3、4w5。タイプ5の可能性も少ないですけど、まだ捨てられません。
まず、最初に書いていただいた質問項目の答えについて、私が思ったことを書いてみますね。
「和が乱されること」 「怒っている人・イライラしている人がいる空間に一緒にいること」が嫌、 これはまさにタイプ9的です。
これがまず最初に思いつくということからもタイプ9なのではないかと思いました。
そして「自分の感情がコントロールできない状態になること」ですが、タイプ9はどちらかというと自分の内面的な精神的なことと向き合うのが苦手です。
身体的なことの方が気が楽というところがありますので、タイプ9的と言えると思います。
「完璧に出来ないかもしれないことに、責任を負わされること」 これも、9w1で、サブタイプの1の責任感が出ていると考えるとつじつまが合いそうです。
次に楽しいことですが、 「部屋で一人気兼ねなく本を読んだり、文章を書いたりすること」は、一見タイプ5的ですが、タイプ9でも芸術家肌の晴子さんであればあり得ることですね。
「他の人たちと同じ空間でハーモニーをつくること(歌やエネルギーワークなどで)」「植物や動物とあそぶこと」「空想にふけること」「ゆっくり眠ったりゴロゴロしたりすること」これはタイプ9的ですね。
「世界の新しい側面に気づくこと、そのための勉強をすること」これは少しタイプ5的ですが、「人間的成長のため努力すること」も合わせてこの2つは、人間に共通してあるものだとも言えます。
次に短所についてですが、「嫌・やめてほしい、など、「NO」が言い難い」。これは「和を乱す」のが嫌だからと考えると、タイプ9的です。
「出来事を消化し、考えを言語化するのに時間がかかる(自分なりの結論が出た時には伝える機会を逃している)」タイプ9w1の方は物事の消化や言語化はゆっくりしている方も多いです。
「怒ることが難しい。ここぞという時、ものすごく頑張って怒ろうとしなければ怒ることができない」これもタイプ9的です。
「難しいこと、面倒なことは人まかせにしようとする傾向がある」これもそうですね。タイプ9は問題を先延ばしにしがち。
<長所> 「自分や他の人のことを興味を持って観察できる」ここが少しタイプ5と迷うところですので、後で質問させていただきたいと思います。
「長期にわたって悩むことは少ない」これもタイプ9的です。 「初対面の相手でも、警戒心を持たれることはまずない」これもタイプ9的。タイプ5だとあまりこうはならないので、タイプ9の可能性が高いですね。
「「嫌いな人」はあまりいない」これもタイプ9的です。
最後に、他者からのイメージ、雰囲気についてです。
通常、ホワホワして不思議ちゃん、天然と言われる方は、タイプ4w3か稀に4w5、そして9w1です。
文章全体の雰囲気から、私は晴子さんはすごくしっかりしていて真面目で、上品な感じを受けました。このような雰囲気は9w1です。
晴子さんはご存じないかもしれませんが、今欧米で大人気のメタルアイドルバンドのBABYMETALという3人組の女の子がいるんですが、その中のYUIMETAL(水野由結さん)という子が晴子さんの雰囲気と似てると感じました。
他には吉永小百合さんとか、先日お亡くなりになった小林麻央さんとかですね。
こんな風に思いましたが、晴子さんはどう思われましたか?感想を聞かせていただけると嬉しいです」
これに対する晴子さんの返信です。
こんばんは。こんなに丁寧に一つずつご説明いただきとても嬉しいです、ありがとうございます。 一番身近にいるはずの「自分」という存在ですが、こうして改めて考えると謎も多いなということが明らかになりますね。。。
読ませていただいてやはりタイプ9的な要素が強いのだなと感じました。
特に、「タイプ9w1の方は物事の消化や言語化はゆっくりしている方も多いです」と書いてくださっている箇所は、「そうなのか」とやはりタイプ9なのかなと思わされます。
本当に私は、出来事の消化に極端に時間がかかると思います。 例えば見終わったばかりの映画の感想をすぐに言う、などということも苦手で、なので講演会や何かのイベントに参加した際に帰りにアンケートを提出したりするのもとても苦手です。
終わってすぐの段階では、どう感じたのか自分自身でもよく分からないのです。。。困ったことに。 特に良かったと思えるものの感想が書きたい時など、アンケートの紙を持って帰って書けたらいいのに、とさえ思えます。
その「見終わってからまだ自分の感想が分からない状態」の時に、他の人の感想を聞いてしまうと、うっかりそれをそのまま自分の感想にしてしまうような傾向があると思います。 これも短所の一つかもしれません。
時間が経ては「それは他の人の感想だった」と自分を取り戻すこともできるのですが、かなり後になってからになるので、注意が必要です。 こんな調子なので、頭の回転がはやく出来事にすぐに反応し、自分の考えをパッと表現できる人を見ると「すごいなぁ、素敵だなぁ」と憧れを感じます。
BABYMETAL、はじめて知りました!YUIMETALさん、とってもとっても可愛い方ですね。まあ、なんと、光栄です。ありがとうございます。
タイプ4と5的な質問をしていただいて、どれくらい自分とあてはまると思うのか…楽しみです。 書きだすとついあれもこれもと思い浮かび、毎回長文になってしまいすみません。どうぞよろしくお願いします。
タイプ4・タイプ5との判別
星乃「お返事ありがとうございます。 出来事の消化や言語化に時間がかかるのは、別に悪いことではないと思いますよ。自分はそうなんだと自覚して、他人の影響を受けないように気をつければいいのではないかなと思います。
9w1でそういう患者さんとお話ししたことがあります。ただ、9w1がみんなそうなるというわけではないのですけども。そうなりやすい傾向を持っているということなんじゃないでしょうか。
では、質問に移りますね。 今日は、タイプ4とタイプ5との判別を行うための質問です。
(2) 好きな本や映画はどんなものですか?複数挙げていただけると助かります(私が知らないものかもしれませんが、構いません)。
(3)晴子さんは、楽しいことで、「世界の新しい側面に気づくこと、そのための勉強をすること」をあげていらっしゃいましたが、「世界の新しい側面」とは例えばどういうことでしょうか?
(4) 長所の「自分や他の人のことを興味を持って観察できる」ですが、どうして観察しようと思うのでしょうか。その興味とはどういうものでしょうか。自分や他人のどういうところに注目して見ていますか?
(5) 負けず嫌いなところはありますか?自分の能力を他者と比べてしまうところはあるでしょうか。
(6) 周囲の人との絆を感じられなかったり、自分が個性的ではない、「普通」と思うことで自分が「消えてしまう」ような恐怖感を感じたりしますか?
こんばんは。いただいた質問に答えを書いてみたので送らせていただきます。
(1)<生け花で表現したいもの> 「美しさ」=「調和の世界」を表現したいです。 レベルの高い(という表現が合っているかどうか分からないのですが)生け花は、花だけでなくその周りの空間が美しくあるものだと思っています。
そういった花を生けるために一番大事にしていることは、実はいかに「我」を入れないようにするか、ということです。
日本の「道」にはおそらくすべてに共通する考え方なのだろうと思いますが、最終的には「自分」というものがそこにおらず、空間や花と一体になっている状態を目標としています。
もちろん簡単にできるようなことではないので、普段はまだまだその境地に達していませんが、「こうしてやろう」という自分で世界をコントロールしようとするような意識があると、調和が乱れ美しいものにならないと思っています。
(2)<好きな本や映画> ファンタジーや異世界のもの、いわゆる「物語」が昔から好きです。もしくは、現代ものなら「言葉」をテーマにした作品が好きな傾向にあります。
<本> ・おばあさんと孫娘の話「西の魔女が死んだ」 ・ミヒャエル・エンデの「モモ」や「はてしない物語」 ・最近では、辞書づくりをテーマにした小説「船を編む」も面白いなぁと思って読みました。
<映画> ・フランス映画「最強のふたり」 ・「グラン・ブルー」 ・「ニューシネマパラダイス」 ・「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」 ・「スターウォーズ」 などなどです。
基本的にホラーとミステリーは苦手で見ないのですが、ベネディクト・カンバーバッチの「シャーロック」シリーズは好きでDVDで見てました。
(3)<世界の新しい側面とは> これは改めて書こうと思うとなかなか難しいのですが…。
例えば子どもの頃であれば、「宇宙」という絵本を読んだときにはじめて、地球は自転して太陽の周りをまわっているだけではなく、実は太陽系全部が大きな宇宙の中で高速に動いて旅をしているのだと知り、大きな衝撃と共に今まで考えていた「世界」の感覚が変わるような気がしました。
じっと部屋に座っているように見えても、実は地球上に生きているものは誰でも高速で宇宙を旅しているのか…という驚きを得て感動したのです。
もしくは大人になってからは、例えば「投影された宇宙ーホログラフィックユニバース」という本があるのですが、そういう本を読んだときなどに 「世界は見えていて実体があると信じているけれども、それは本当ではないのかもしれない」と感じたり、 春井さんがブログで書かれていた「素粒子の正体は誰も知らない」というようなことを見ると、科学的な難しいことは苦手なのにも関わらず、なんだか妙にワクワクと高揚してきます。
これで説明になっているかどうか分かりませんが、とにかくほとんどの人が「世界はこういうもの」と一応決めて生活している中で、「それは本当なのか」ということを考えたり、別の意見を読んだりすることに興味が沸くようです。
(4)<自分や他人をどうして観察しようと思うのか> これはふと今思ったのですが、観察しようとしているというより、もうすでに最初から私の座っている位置が「観察」のポジションなってしまっていることが多いのかもしれません。
つまり、いつも少し、一歩ひいた所から人と交流しているような感覚があります。 目の前の人の話している内容や自分の頭の中を流れる言葉はもちろん聞いてはいるのですが、それよりも、他人であればその人が「どんな佇まい、雰囲気、声のトーンであるか」というところに意識がいきます。
これも言葉にするのは難しいのですが、ある意味その目の前の人が「生きている」ということそれそのものが、興味の対象になります。 「命とはなにか」という不思議と疑問からきているのかもしれません。
(5)<負けず嫌いなところはあるか> 多分、ほぼないと思います。ゲームでもリレーでもなんでも、負けても悔しいという思いがあまりありません。 自分の能力を他者と比べることは…あると思うのですが、それもきっとそれほど強い思いではないと思います。 すべて自分ができなければならないとはあまり思っておらず、自分の足りないところを他のできる人に助けてもらえたらいいな、と思います。
(6)<自分を普通と思うことで消えてしまうような恐怖を感じるか> これも、たぶんそんな感覚になったことはないと思います。 「平凡」とか「普通の生活」という言葉は暖かく聞こえますし、愛を感じます。 でも周囲の人との絆を感じられなくなるとしたら、それは恐らくとても恐怖だと思います。
星乃「先日はたくさんお答えいただいてありがとうございました。今日は、そのお答えに対して私が感じたこと、考えたことを書きたいと思います。
(1)<生け花で表現したいもの> なるほどです。「我」を入れないというのは、私がブログで書いている、「自我を捨てる」ということにも通じるかもしれませんね。
そう考えると、それは人類全般においての目指すべき方向となりますが、そういう見方で生け花をしていない方もいると思うんですよね。
この質問では主にタイプ4との判別を目的にしていましたが、タイプ4であれば、「美」を追求するのにはかわりないと思いますが、そこにはやはり個性や斬新さとかも入ってくるような気がするんです。
晴子さんのように、「調和」「空間と一体」「我をなくす」という言葉が最初には出てこないのではないかと思います。 このお答えを見ても、やはりタイプ4ではなく、タイプ9だと思います。
例えば、同じ生け花をしていらっしゃる假屋崎省吾さんはタイプ4w3だと思いますが、晴子さんは彼の作品を見てどう感じるでしょうか。
(2)<好きな本や映画> 私も、「はてしない物語」と「指輪物語」「ロード・オブ・ザ・リング」が一番好きです(^^)。じゃ、私と同じ5w4かというと、晴子さんの場合はもう少し心が温かくなるようなものがお好きのような気がします。私は世界の構造を表現しているものが好きなので。
また、タイプ4はタイプ9w1と反対に刺激を求めるところがあります。
特に4w3はホラー好きだし、もう少しシリアスで人間の闇を描いたような作品も好きだったりします。 なので、ここからもやはりタイプ9の可能性が高いですが、4w5の可能性もまだ残っています。
(3)<世界の新しい側面とは> これは、一見タイプ5のように見えるのですが、こうやって細かくお聞きするとやはりタイプ5的ではないことがわかります。
タイプ5だと、「新しい側面を知りたい」というよりも、世界を一つのシステムで説明したい、理解したいという感じになります。タイプ1の世界を整然と整理したいというのも違います。
晴子さんの「あたらしい側面を知りたい」というのは、人類共通の好奇心というか、成長の方向のような気がします。
(4)<自分や他人をどうして観察しようと思うのか> これもタイプ5との違いを見るためにした質問です。いつも一歩引いたところから人と交流するのはタイプ5的ですが、その動機はやはりタイプ5とは違うところから来ているようです。
タイプ5は、他人が何を考えているのか、どうしてそういう行動をとるのかを知ることによって「安心する」という面があります。
でも、晴子さんの場合は「どんな佇まい、雰囲気・声のトーンであるか」というところに意識が行く。
それは、以前晴子さんが書かれていた、「イライラした人が周りにいるのがいや」ということと関連しているのではないかと思いました。
つまり、その人はその場の調和を保ってくれるのかということを見ているのではないかなと感じました。 そう考えると、これはタイプ9的です。
また、その人が「生きている」ということそのものが興味の対象、「命とは何か」という不思議というのも、やはりタイプ5とは異なります。タイプ5なら、「人間とは何か」となります。
(5)<負けず嫌いなところはあるか> これはタイプ4w3との判別を目的にした質問です。
タイプ4w3には、天然系のホワホワした感じの方もいます。 香里さんの事例でも書きましたが、綾瀬はるかさんとか相田翔子さんとか。でも、そういう方でも、中にタイプ3的な「負けず嫌い」「能力を比べる」という傾向があります。
でも、やはり晴子さんには、そういうところはないのですね。そうすると、タイプ4w3の可能性はほぼなくなります。
(6)<自分を普通と思うことで消えてしまうような恐怖を感じるか> これもタイプ4についての質問です。「消えてしまう恐怖」は感じたこともなく、「平凡」「普通の生活」に逆に暖かく聞こえるということなので、やはりタイプ4の可能性は低いです。
以前のお答えと、今回のものを合わせて考えると、おそらく晴子さんはタイプ9w1なのではないかと考えています。
ただ、最後にタイプ4w5の可能性が否定できていません。
芸能人で、4w5で天然系というと、9w1のところであげた小林麻央さんのお姉さんの小林麻耶さん。それから天然ではないですが、土屋太鳳さん、仲間由紀恵さんなどです。
4w5と9w1の天然系は、小林姉妹を見るとわかりますが、どちらも優しそうで、ほんわかした雰囲気ですよね。映画とかも、どちらも暖かい気持ちになれるものが好きそうです。
でも、9w1の方が、やはりしっかりしていて丁寧で上品な感じになります。周囲の人たちとも自然に溶け込みます。4w5の方が、周囲との関係には努力が必要です。
最大の違いは、自分の内面的、精神的なことに対する向き合い方です。 4w5の方が自分の気持ちや感情の奥深いところまで入り込んで行く傾向があります。それがネガティブなものであっても、深く見つめます。
9w1は、あまり自分と向き合うことは好きではありません。特にネガティブな感情には。
これを読んで、晴子さんはどちらとお感じになるでしょうか?」
タイプ4w5との判別
毎回一つ一つの答えに対して丁寧なご返信をいただき、本当にありがとうございます。 今回のご返信を読ませていただいての、私の感想を送らせていただきたいと思います。
〇生け花の世界について、私のように考えている人は少数派なのかもしれません。でも、おそらく本質的には春井さんが書かれているような「人類全般においての目指すべき方向」に向かうための手段の一つなのではないかと思っています。
それぞれのタイプ別の個性とは別に、「人類全般」に共通しているものがある、ということはとても面白いなと思います。
假屋崎さんの作品は写真でしか拝見したことがないのですが、ダイナミックな作品・個性的・色使いが巧み・という印象です。お花を使っていることは共通しているのですが、私とはまた別の世界での表現、という気がしています。
〇あたたかくなるような物語が好き、というのは全くその通りだと思います。「闇」や「怖いもの」「過度に暴力的なもの・残酷なもの」が入っていそうな作品は最初から選ばないように注意しています。
そうしないと、うっかり見てしまった時などかなりの衝撃で、しばらく怖くて日常生活に支障が出るほどになってしまうので…。安心して楽しめる作品が好きなんですね。
〇最後の一番重要な自分の内面的、精神的なことに対する向き合い方、なのですが。 読ませていただいていて答えにとても悩むところだったのですが、今の私は「自分と向き合う」ということは好きで、ネガティブな面でも積極的に観察しようとするようなところがあります。
生け花などはまさにその「自分と向き合う」ことそのものとも言えると思っています。(花は生けた人の内面を有無を言わさず映し出してくれるので…)
でも、最初からそういう性格だったのかと言われると違うような気がするのです。 もともとは多分、春井さんが書いてくださっているようなタイプ9の、ネガティブな感情に向き合いたくない方だったと思うのですが、いつ頃からか…苦手だからこそ向き合うようになりました。
4w5の、周囲との関係には努力が必要、というところを読むと、そういうことは特に感じたことがないなと思えます。 ありがたいことに、いつも周りの人には恵まれていると感じています。 やはり、9w1の可能性が高いでしょうか。
春井さんは最初から、9であれば9w1とはっきりと書いてくださっていましたが、それほどまでにウィングの違いというのは大きいのですね。 9w8ではないと思われた理由はなぜか、もしよろしければ伺ってもよいでしょうか?
星乃「お返事ありがとうございます。 こちらこそ、晴子さんが丁寧に答えてくださるので、よくわかりますし、ありがたいと思っています。
>それぞれのタイプ別の個性とは別に、「人類全般」に共通しているものがある、ということはとても面白いなと思います。
人間の性格を見るときには、横の種類(遺伝・占星術的要素・エニアグラム)と同時に、縦の分類、つまり、成長のレベルの問題があります。
これは人間全てに共通することです。エニアグラムタイプによって、成長や退行の出方は違いますが、「自我を捨てる」というのは、人類全体の目指すべき方向だと私は思っています。
假屋崎さんは、晴子さんとはやっぱり考え方、捉え方が違いそうですね。
映画と本に関して、ホラーや刺激の強いものは苦手というのも、タイプ9的です。 特にタイプ9w1は、刺激に弱い方が多いです。私の知人の9w1の方にも映画館の大きい音が苦手という方がいます。
>もともとは多分、春井さんが書いてくださっているようなタイプ9の、ネガティブな感情に向き合いたくない方だったと思うのですが、いつ頃からか…苦手だからこそ向き合うようになりました。
そうですね。私も晴子さんはそうなんじゃないかと思ってました(^^)。ですので、タイプ4と見分けがつきにくいんですね。
でも、以前に「物事の言語化や消化に時間がかかる」というお話がありましたが、それもやはりタイプ9w1の「自分の内面的、精神的なことに向き合うのが苦手」という面から来ているのではないかと思いました。
もし、晴子さんがタイプ9w1と考えるならば、生け花のお話やこのお答えを読んでも、晴子さんは、エニアグラムの影響を越えようとされていて、それを達成しつつある方だと思います(^^)。
>9w8ではないと思われた理由はなぜか、もしよろしければ伺ってもよいでしょうか?
すみません(><)。9w8については書いてなかったですね。9w8だともっと自信のあるやんちゃな感じが出てきます(ローラさん、藤本美貴さん、相武紗季さんなど)。
もし、タイプ9ならば、晴子さんのお答えと文章の感じ(しっかりして丁寧、上品)、お写真の雰囲気から、典型的な9w1の大人しくて上品でしっかりしたタイプと思ったのです。
9w1にも、もっと天然で面白いタイプの方(中村玉緒さん、浅田美代子さん)や、そこまで大人しくもなく天然でもない普通の感じの方もいます。
ということで、私は晴子さんの現在の状態について、
そういう状態だと考えます。
「3つのメガネ」で言えば、黄色のメガネを意識化し、捨てようとされている。そんな状態でしょうか。
晴子さんはどう考えられますか? 私の考えが100%の訳ではありません。単なる一個人の見解に過ぎませんので、参考程度に捉えてくださいね(^^)」
ご本人の感想
ご返信をいただいた後、あらためて春井さんのブログの「人間は3つのメガネをしている」を読ませていただきました。
最初に読ませていただいた時より、このエニアグラムについてのやり取りを実際にさせていただいた後の方が、より書かれている内容が理解できるようになっている気がします。
「エニアグラムの影響を越える」ということがどういうことなのか、なんとなく頭の中で考えていた時よりも、こうして実際に自分のケースで説明していただいた後の方がより明確に理解できている実感があり、この3つのメガネは誰もが通る道であるのだなとはっきりと知ることができました。
「自我を捨てる」のが人類全体の目指すべき方向である、というのはきっとその通りだろうと私も思っています。
3つのメガネに捕われているうちはそれぞれ全く別の個性と目的がある風に見えますが、1つ1つそれをはずし、「本当の自分」と言えるものに出会えるとき、それはきっと自我を捨てる時で、実は何も知らなくても全ての人がそこを目指して色々な段階での学びをしているのだろうという気がしています。
ヌーソロジーは春井さんのブログではじめて知ったのですが、その一番最後の青いメガネを捨てる段階でのことをされているのですね。 とても興味深いです。
もし私がおっしゃってくださっているように2つ目の黄色いメガネを意識化し、捨てようとしている段階に来れているとしたら本当に嬉しいです。
そういえば昔はできなかったことが今ではできるようになっていたり、、、何でもないことのようになり、忘れてしまっているのだけれどきっとその都度自分と向き合ってやってきたのではないかと思えます。
そうしたことの一つ一つを思うと、過去の自分を「よくやったな」と愛しく思えるような気持ちです。
エニアグラムを意識化し、それに捕われるのではなくそれを扱えるようになれば、きっとどのタイプの人も世界や他の人に対してそれまでよりも大きな貢献ができるのだろうと思います。
春井さんもきっと、ご自身の5のタイプを扱い、こうしたやり取りやブログを書いてくださる中で難しい内容を私たちにも分かりやすく伝えながら、その良い影響力を広げてくださっているのですね。
タイプ9w8との違いも教えていただき、ありがとうございました。「やんちゃ」な雰囲気は、たしかに言われたことも自分でもあると思ったこともないなぁと納得です。
自分のエニアグラムのタイプについて、はっきりと分かれば嬉しいなという気持ちと、春井さんにメールをお送りしてみたいなという気持ちから今回思い切って応募させていただきましたが、思いがけず世界の真理につながる深い話をさせていただき、自分の中にあった霧がまた一つ晴れたような思いです。
本当に、ありがとうございます(^^)
まとめ
晴子さんはここには書きませんでしたが、実は、ほとんどの方は体験しないであろう、ある大変な経験をされてきています。
それを踏まえてこの記事を改めて読ませていただくと、「本当にすごいな」「よくここまで頑張られたな」と思わざるを得ません。
晴子さんの場合、そのような経験を経た上で、9w1という黄色のメガネの影響を生け花やエッセイという手段を使って意識化し、乗り越えようとされてきたのだと思います。
そして、私のブログの内容を本当によく理解していただき、私のブログで初めて知ったというヌーソロジーにまで興味を持っていただけたようです。
晴子さんは、そういう意味でとても成長への意志が強い方です。
人間の自我には、タイプ9ではなくても「認知的不協和理論」(詳しくは「心理学における精神的健康」をご覧ください)のように現状維持をしようとする機能があります。
結局は、この現状維持の誘惑か、成長への意志か、どちらに身をまかせるかで、その人の意識状態が決まってくるということなんですよね。
いつもこのブログでお話している、「サウロンの指輪」の誘惑に勝つか、負けるかということです。
少しでもこの自我の仕組みを知っていただいて、現状維持の誘惑に負けずに、みなさんが成長への意志を貫ける力を持つお手伝いができたらなと思っています。
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