前回の記事「ヌーソロジー理解の両輪」では、ヌーソロジーを本当に理解するためには、理論的理解と自我の克服の両方が必要というお話しをしました。
更に細かく言うと、ヌーソロジーの理論的理解にも2つの側面があります。
ヌーソロジーの一番の要の部分である素粒子と自己他者構造の関係と、現在の人間の自我の発達や人類の歴史的発達などです。つまり、「自我を超えたレベル」のものと、通常の「自我レベル」のものです。
皆さんは「顕在化」と「潜在化」という言葉を聞いたことはありますか?
ヌーソロジー歴の長い方はご存知かと思います。でも、本やレクチャーでもあまり詳しくは説明されていないし、初心者の方はなおさら「何のこっちゃ」という感じですよね。
ヌーソロジーでは、素粒子と自己他者構造の関係を見ることを「顕在化」のレベルと言い、現在の人間の自我の発達段階などを見ることを「潜在化」のレベルと言います。
「シュルン、キュルン、シュルン、キュルン……」
ヌーソロジーの処女作『人類が神を見る日』で、半田さんのチャネリング体験はこの音から始まりました。
そして、「冥王星のオコツト」との交信を経て、半田さんは世界との一体感や幽体離脱のような感覚を経験します。
『人類が神を見る日』ではそれを「位置の等化」「Ψ5」と呼んでいました。
更に「オコツト」が言うには、人間は「変換人」になると。
「変換人」?なんじゃそりゃ。日本語なのに、日本語じゃないような独特なネーミングです。
オコツトが言うには、「変換人」とは、「今の科学を基盤とした世界観とは全く異なる、自己他者一体の世界観を持った存在」ということでした。「Ψ7」の状態です。
そんな「位置の等化」や「変換人」という概念に憧れて、自分もそうなりたい、なれるのではないかという気持ちでヌーソロジーに惹かれた方も多いと思います。
ヌーソロジーではこういった自我を超えた一連の知覚変化が起こるレベルを「顕在化」と呼びます。
通常、ヌーソロジーが主張している「素粒子を自己他者構造と見ることで、物質主義的世界観を反転させ、自己他者一体の世界観を作る」という話は自我を超えたレベルのものです。
つまり、これは「顕在化」のレベルのお話だということです。
一方、前回の記事でもお話ししましたように、ヌーソロジーには自我の発達の理論もあります。ヌーソロジーではこれもΨ1〜14までで説明しています。
レクチャーに出た方やDVDをご覧になった方はご存知だと思いますが、
となっています。
ヌーソロジーでは、このような自我の発達段階など、現在の人間の自我レベルの理論は「潜在化」のレベルにあるものと考えます。
半田さんの体験した世界との一体感をもたらした「位置の等化」はΨ5、「変換人」 はΨ7。
なのに、Ψ9が小学生で、Ψ12が中学生ってどういうこと?
どう見ても、位置の等化や変換人の方がレベルが高いでしょ……となりますよね。
上でお話したように、位置の等化や変換人は「顕在化」、自我の発達段階は「潜在化」のレベルのものです。
ヌーソロジーでは、この「顕在化」のレベルも「潜在化」のレベルも同じΨという記号を使った「ケイブコンパス」という構造で説明しますが、この2つは全くの別物です。
▲noos academeia.comさんより
別物なんですが、同じ構造で説明できてしまうというところがヌーソロジーの面白いところです。
もう少し細かく説明しますと、「顕在化」はΨ1、3、5、7、9、11、13の奇数を主に動いていくシステムで、「潜在化」はΨ2、4、6、8、10、12、14の偶数を主に動いていくシステムになっています。
つまり、簡単に言えばΨ1〜14には「顕在化」と「潜在化」という2つの側面があるということなんです。なので、「顕在化のΨ1〜14」「潜在化のΨ1〜14」と分けて考えないといけないということです。
「潜在化」「顕在化」はわかったけど、そもそも何で自我レベルが「潜在化」で、自我を超えたレベルが「顕在化」なの?と疑問が湧きますよね。今、この人間世界に実際に顕在化して目に見えているのは「自我レベル」なんじゃない?と思ってしまいます。
でも、オコツトは反対なんです。
今の人類の、「自我」を持つ意識状態では本当の世界は見えていないと考えるのです。本当の世界の構造が意識に浮上して来ていない、つまり、隠れているから「潜在化」なのです。
そして、同様に、自我を超え、素粒子の正体を知り自己他者一体の世界観を見出した時に、本当の世界が「顕在化」すると考えているのです。
そして実践面としては、自我の克服という課題があります。自我の克服の実践は、「潜在化」レベルの自我の発達理論を学ぶことでより促進されます。
ヌーソロジーはこの3つの観点から捉えると、よりスッキリと全体像が掴みやすくなるのではないかと思っています。
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更に細かく言うと、ヌーソロジーの理論的理解にも2つの側面があります。
ヌーソロジーの一番の要の部分である素粒子と自己他者構造の関係と、現在の人間の自我の発達や人類の歴史的発達などです。つまり、「自我を超えたレベル」のものと、通常の「自我レベル」のものです。
皆さんは「顕在化」と「潜在化」という言葉を聞いたことはありますか?
ヌーソロジー歴の長い方はご存知かと思います。でも、本やレクチャーでもあまり詳しくは説明されていないし、初心者の方はなおさら「何のこっちゃ」という感じですよね。
ヌーソロジーでは、素粒子と自己他者構造の関係を見ることを「顕在化」のレベルと言い、現在の人間の自我の発達段階などを見ることを「潜在化」のレベルと言います。
目次:半田さんのチャネリング体験と「顕在化」
自我の発達理論と「潜在化」
Ψ1〜14には2つの側面がある
今の人間には本当の世界は見えていない
ヌーソロジーに臨むときの3つの観点
自我の発達理論と「潜在化」
Ψ1〜14には2つの側面がある
今の人間には本当の世界は見えていない
ヌーソロジーに臨むときの3つの観点
半田さんのチャネリング体験と「顕在化」
「シュルン、キュルン、シュルン、キュルン……」
ヌーソロジーの処女作『人類が神を見る日』で、半田さんのチャネリング体験はこの音から始まりました。
そして、「冥王星のオコツト」との交信を経て、半田さんは世界との一体感や幽体離脱のような感覚を経験します。
『人類が神を見る日』ではそれを「位置の等化」「Ψ5」と呼んでいました。
更に「オコツト」が言うには、人間は「変換人」になると。
「変換人」?なんじゃそりゃ。日本語なのに、日本語じゃないような独特なネーミングです。
オコツトが言うには、「変換人」とは、「今の科学を基盤とした世界観とは全く異なる、自己他者一体の世界観を持った存在」ということでした。「Ψ7」の状態です。
そんな「位置の等化」や「変換人」という概念に憧れて、自分もそうなりたい、なれるのではないかという気持ちでヌーソロジーに惹かれた方も多いと思います。
ヌーソロジーではこういった自我を超えた一連の知覚変化が起こるレベルを「顕在化」と呼びます。
通常、ヌーソロジーが主張している「素粒子を自己他者構造と見ることで、物質主義的世界観を反転させ、自己他者一体の世界観を作る」という話は自我を超えたレベルのものです。
つまり、これは「顕在化」のレベルのお話だということです。
自我の発達理論と「潜在化」
一方、前回の記事でもお話ししましたように、ヌーソロジーには自我の発達の理論もあります。ヌーソロジーではこれもΨ1〜14までで説明しています。
レクチャーに出た方やDVDをご覧になった方はご存知だと思いますが、
(1)Ψ1〜8:「元止揚」:胎児期
(2)Ψ10:「感性」:0〜7、8歳
(3)Ψ9:「思形」:7、8歳〜13、14歳
(3)Ψ12前半:13、14歳〜20、21歳
(4)Ψ12後半:20、21歳〜27、28歳
(5)Ψ11前半:27、28歳〜34、35歳
(6)Ψ11後半:34、35歳〜41、42歳
(7)Ψ13〜14:死後の世界
となっています。
ヌーソロジーでは、このような自我の発達段階など、現在の人間の自我レベルの理論は「潜在化」のレベルにあるものと考えます。
Ψ1〜14には2つの側面がある
ここで皆さん、「あれ?」と思ったんじゃないかと思います。半田さんの体験した世界との一体感をもたらした「位置の等化」はΨ5、「変換人」 はΨ7。
なのに、Ψ9が小学生で、Ψ12が中学生ってどういうこと?
どう見ても、位置の等化や変換人の方がレベルが高いでしょ……となりますよね。
上でお話したように、位置の等化や変換人は「顕在化」、自我の発達段階は「潜在化」のレベルのものです。
ヌーソロジーでは、この「顕在化」のレベルも「潜在化」のレベルも同じΨという記号を使った「ケイブコンパス」という構造で説明しますが、この2つは全くの別物です。
▲noos academeia.comさんより
別物なんですが、同じ構造で説明できてしまうというところがヌーソロジーの面白いところです。
もう少し細かく説明しますと、「顕在化」はΨ1、3、5、7、9、11、13の奇数を主に動いていくシステムで、「潜在化」はΨ2、4、6、8、10、12、14の偶数を主に動いていくシステムになっています。
つまり、簡単に言えばΨ1〜14には「顕在化」と「潜在化」という2つの側面があるということなんです。なので、「顕在化のΨ1〜14」「潜在化のΨ1〜14」と分けて考えないといけないということです。
人間には本当の世界が見えていない
「潜在化」「顕在化」はわかったけど、そもそも何で自我レベルが「潜在化」で、自我を超えたレベルが「顕在化」なの?と疑問が湧きますよね。今、この人間世界に実際に顕在化して目に見えているのは「自我レベル」なんじゃない?と思ってしまいます。
でも、オコツトは反対なんです。
今の人類の、「自我」を持つ意識状態では本当の世界は見えていないと考えるのです。本当の世界の構造が意識に浮上して来ていない、つまり、隠れているから「潜在化」なのです。
そして、同様に、自我を超え、素粒子の正体を知り自己他者一体の世界観を見出した時に、本当の世界が「顕在化」すると考えているのです。
ヌーソロジーに臨むときの3つの観点
ということで、ヌーソロジーの理論面には「潜在化」「顕在化」という2つの側面があります。そして実践面としては、自我の克服という課題があります。自我の克服の実践は、「潜在化」レベルの自我の発達理論を学ぶことでより促進されます。
ヌーソロジーはこの3つの観点から捉えると、よりスッキリと全体像が掴みやすくなるのではないかと思っています。
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