みなさん、アメドラ(アメリカのドラマ)は見ますか?

私はかなりアメドラにはまっています。昔はドラマも映画もほとんど見ない人だったのですが、夫が映画大好き人間だった影響で、結婚してからかなりの数の作品を見るようになりました。

昨日はちょうど、大人気ドラマ「プリズン・ブレイク」 シーズン5を見終わりましたので、今日はその話をしますね。
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AXN Japan さんより

「プリズン・ブレイク」は、その名の通り、脱獄をテーマにしたドラマ。右から3番目の紺のセーターを着ているのが主人公マイケル・スコフィールド。中央の黒い革ジャンを着ているガタイのいい方が、主人公マイケルの兄リンカーンです。

物語は、無実の罪で兄リンカーンが刑務所に入れられ、死刑宣告を受けるところから始まります。200近いIQを持つマイケルがその頭脳を駆使して、自ら刑務所に入り、兄とともに脱獄を図ります。その過程で、囚人たちや看守、刑務所の医師らと関わっていきます。

考え抜かれたストーリーと息をつかせぬ展開
で「次はどうなる?!」と待ちきれない気分にさせられるのですが、それに加えて役者がみんな素晴らしいです。

このドラマはいろんな方が批評や感想を書いているので、私はちょっと違った視点から「プリズン・ブレイク」を考えてみたいと思います。星乃流エニアグラム的「プリズン・ブレイク」役者さん分析です。

目次:マイケルと「ロード・オブ・ザ・リング」のフロド=タイプ4w3
   浜崎あゆみさんは4w3の音楽の先駆者
   サラと山口智子さん=タイプ2w3
   ティーバックと寺島進さん=タイプ7w8 

   

マイケルと「ロード・オブ・ザ・リング」のフロド=タイプ4w3

まず最初に、マイケルことウェントワース・ミラーさんはとにかくめちゃくちゃイケメンです。

今まで見た俳優さんの中で(日米含め)私は一番イケメンなんじゃないかと思います。マイケルのイケメンさ加減を見るだけでも「プリズン・ブレイク」は価値があるんじゃないかと思うくらい。シーズン5では少し年を取りましたが、それでもイケメンでした。普段、私はイケメンとかにあんまり興味ないんですけど。

そのイケメンさに目を奪われ、じ〜っと見ていると、何か私の心に「うん?」と湧き上がってきたものがありました。マイケルの目、醸し出す雰囲気、誰かに似ている

しばらく考えた後、出てきた答えは「そうだ!フロドだ!」。フロドは2001年から3部作で公開された『ロード・オブ・ザ・リング』の主人公です。俳優はイライジャ・ウッドさん。マイケルはフロドを男らしくたくましくしてちょっと影を落としたような感じなんです。

でも、目の奥の光と醸し出す雰囲気が同じ。そう私は感じました。皆さんも是非、写真を見てみてくださいね。まさにこの感じがエニアグラムタイプ4w3の中の一つの型なのです。

*4w3の「w」とはウィングのことで、サブタイプという意味です。ウィングはそのタイプの両隣のタイプで、例えばタイプ4ならばウィングはタイプ3とタイプ5になります。つまり「4w3」と「4w5」の2つができることになりますね。したがって9個のタイプのそれぞれに2つのサブタイプがあるので、合計18個のタイプが存在します。このウィングはとても重要で、同じタイプでもウィングが違えば雰囲気が非常に異なります。

tvGrooveさんによると、ミラーさんは小さい頃よりうつ病を患い、自殺願望を持っており、過食に走ったことがあったらしいです。そして、同性愛者であることをカミングアウトしています。

また脚本家としても才能を発揮しています。うつ、自殺願望、過食、同性愛者、作家とくれば、4w3の可能性はかなり高いです。

他の研究者の方もおっしゃっていますが、エニアグラムは顔や体形に影響します。

不思議ですよね。そのくらい、自我と関わる明確な構造が奥に存在しているということです。エニアグラムの判定は、自分が頭で理解した性格特徴だけ捉えて分析してもダメなんです。顔の特徴や全体的な雰囲気を見ないと正しい判定はできません


浜崎あゆみさんは4w3の音楽の先駆者

日本でこのタイプの4w3といえば、浜崎あゆみ
さんです。

フロドに似てませんか?1998年にデビューしていますが、浜崎さんは日本でタイプ4w3の世界を音楽界に出した先駆者です。浜崎さんの曲の中でも私が一番4w3の世界を感じた「A Song for XX」を聴いてみましょう。


「居場所がなかった 見つからなかった 未来には期待できるのかわからずに」
「どうしてそばにいるの どうして離れていくの」
「人を信じることっていつか裏切られ はねつけられることと同じと思っていたよ」

4w3の重要キーワードとして、「居場所がない」というものがあります。そのキーワードをサビに持ってきています。まさに4w3の叫びなんですよね。4w3は人に受け入れられることによって、自分の存在を確かなものにしようとするので、こういう心理状態が生まれて来やすいのです。


サラと山口智子さん=タイプ2w3

サラはマイケルと恋人関係になっていく、刑務所の医師です。下の画像の真ん中の女性がサラ。女優さんはサラ・ウェインキャリーズ。私はこのサラを見た途端にまた「あ、山口智子さんだ」となりました。この画像だけではわからないという方は色々探してみてください。2w3の雰囲気がわかると思います。

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クランクイン!さんより

マイケルのところで浜崎さんを挙げたので、同じように日本の音楽界で他にこのタイプの2w3を探すなら、竹内まりやさんでしょうか。「元気を出して」という曲なんて2w3そのままじゃないですか?

松たか子さんとのデュエットバージョンしかなかったのですが、聞いてみてください。竹内まりやさんは左側の髪の長い方です。


「涙など見せない 強気なあなたを そんなに悲しませた人は誰なの』
「早く元気出して あの笑顔を見せて」

人の役に立ちたい、頼られたいタイプ2の自己イメージを上げる歌ですね。私の友人のタイプ2の子が竹内まりやさんのファンでした。


ティーバックと寺島進さん=タイプ7w8 

さあ、ついにティーバックです。上の画像の右端の方です。

私はプリズン・ブレイクでなぜか一番ティーバックが好きです。好きというか、そのオーラ、存在感に惹かれているのでしょう。でも、史上最凶の悪役と言われ、サイコパス、小児性愛者、バイセクシャル……。という役なんですが。でも、なぜか憎めない存在。プリブレファンの中でもその演技力と存在感で大人気みたいです。皆さんもご覧になったら、きっとその魅力がわかると思います。

俳優さんの名前はロバート・ネッパー。M.ナビニュースさんによると、私生活ではとても人に気を使う優しい人で、息子を溺愛する子煩悩なパパらしいです。インタビューでも、その記者のインタビューが貴重なものになるように「同じ質問でも違う答えをしようと思っている」とか、すごく律儀

「何か違ったことをしたいという思いを抱えて舞台に立ち、人々を笑わせたりすることで心が満たされるんだ」

とも言っています。実は昨日までティーバックのタイプは「4w3かな〜」と漠然と思っていたのですが、いざ記事を書こうと思って真剣に考えるとなんかしっくりこない。4w3の顔じゃないと感じて確信が持てませんでした。

それで彼の画像とにらめっこしていると、ふと浮かんだのが寺島進さんでした。北野たけし監督の映画に極道の人役でよく出る小柄だけど渋い方です。うん、これは顔も雰囲気もかなり似てる!斜め上からこんにちはさんによると、寺島さんも物凄く律儀で義理堅い性格らしい。

あるテレビ番組で篠原涼子さんが作ったとされる激マズクッキーを食べてなんと言うかというドッキリを仕掛けられ、

「お前な、涼子ちゃんが作ってくれたのにマズいって言うか? 作って頂いたものによ、普通言うか?」

と言ったらしいです(Livedoor NEWSさんより)。

なるほど〜。これは7w8だなと思いました。7w8って妙に正義感や人間に対する理想が高かったりするんです。ネプチューンの原田泰三さんも7w8ですが、「人の悪口を言うと眠れない」らしいです(斜め上からこんにちはさんより)。

ロバート・ネッパーさんも上で引用したインタビューで「人を笑わせたりすることで心が満たされる」と言っているし。人を笑わせて幸せを感じるのはもうタイプ7の王道です。

さらに、ネッパーさんも脚本を書いていたみたいですし。4w3は作家全般に多いですが、7w8は特に脚本家に多い印象です。普段、お笑い芸人さんの7w8ばかり見ているので、なかなか俳優さんの7w8の雰囲気をつかむのに苦労しました。

では、日本の音楽界でこのタイプの7w8はいるでしょうか。あえて言うなら、スガシカオさんでしょうか。あと、音楽ではないけれど、片岡鶴太郎さんもこのタイプの7w8かもですね。

読んでいただいてありがとうございました。



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